私は物心ついたときからハゲつるぴんでした!

髪の毛がないことが、私の「ふつう」だったんです。

ある日、紙をハサミで切って遊んでいたときに、おでこがチクチクして嫌な気持ちになりました。

正体を突き止めようと、頭に手をやると、なんと真っ黒なヤバいものがくっついて取れないじゃないですか!!

黒って、当時3歳の私にとっては毒の色です。

本気でヤバい病気になったと思って焦りました。

もっとよく見ようと思って、黒い物をハサミで切りました。

そしたら、バラバラになってもっと怖くなりました。

すると、母が青ざめた顔で「髪、切っちゃったの??七五三のために伸ばしてたのにぃぃ」と、飛んできました。

私は、髪がどんなものか知らなかったので、なぜ「紙」を切ったらダメと言われたのか分かりませんでした。

髪がピンクだったら切らなかったのにな。