■ふりかえりビーズイベントを開催しました!

桜やチューリップ、そしてツツジなど、次々に開花し春を迎えていますが、いかがお過ごしでしょうか?

ビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)プログラムコーディネータのアレザ美咲です。4月から新しいことにドキドキしているかたもいらっしゃると思います。私も3月に初めて、「ふりかえりビーズ」イベントの開催を担当しました。

AYA week事務局が開催するAYA世代(Adolescent and Young Adult:思春期・若年成人15歳~39歳くらい)のがん啓発期間が毎年3月にあり、ビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)プログラムの1つである、「ふりかえりビーズ」イベントを3月2日に都内で開催しました。

当日は、11組の方々に参加いただきました。シャイン・オン!キッズでは、小児がんや重い病気を抱えるお子さんやご家族を支援対象としていますが、今回はAYAがん経験者も対象に年齢層を広げたいつもと違う新鮮なイベントとなりました。

※ビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)とは
1つ1つ意味の込められたビーズを用いて自身の治療の道のりを体現するプログラムです。

 

■ふりかえりビーズって?

ふりかえりビーズって?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ふりかえりビーズは、治療中にビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)プログラムが未導入の病院で治療された方や退院後に外来で通院していてプログラムを継続できていない方を対象に不定期で開催しています。今後は定期的な開催を目指しています!

「ふりかえりビーズ」イベントは、院内でプログラムに参加するのとは少し違うところもあります。院内で入院中の方に実施するときは、基本患者本人が行うのですが、ふりかえりビーズでは家族やパートナーが一緒に参加できることです。普段話しにくいことも自然とビーズを通して話す機会を設けることができます。あらためて、どのような治療をしていたのか、ビーズ大使と一緒に話すことで気づくことができたり、乗り越えてきたことを再認識できたりします。今回参加された方の中には、将来を共にするパートナーと来てくださった方もいて、治療のこと、つらかったことやうれしかったことなど、一緒にわかちあうことができたようでした。

■ビーズ大使と一緒だから安心!

ふりかえりビーズは、できるだけ参加者がビーズ大使と1対1で行えるように進めています。当日は全国各地の11名のビーズ大使に来ていただき、11名の参加者と1対1で開催することができました。小児がん治療中にビーズをつないだ経験があり、その後、病棟保育士となった方もビーズ大使としてご尽力いただきました。たくさんのビーズ大使の皆様にご協力いただき感謝、感謝です。

■とんぼ玉作家さんの美しいビーズたち!

「感謝」でいうと、お子さんへお渡しするビーズの中に”がんばったねビーズ”というものがあります。それは治療中の自分に「自分、よくがんばった!」と思う場面を自己申告すると、ビーズ大使がお渡しするものになります。

また、”がんばったねビーズ”は、全国のとんぼ玉作家さんよりご寄贈いただいています。去年は約3,000個以上もご寄贈いただきました。そういった温かいご支援があってこそ、”がんばったねビーズ”をイベントに向けて多めに準備することができ、参加者の皆さんに「ビーズを選ぶ楽しみ」の提供につながっています。
とんぼ玉作家さん、いつも温かいご支援本当にありがとうございます!

■参加者された方々の声

参加された方から以下のような声もありました。

はらみ君
はらみ君

治療から時間も経ち、治療について話す機会もなかったが、改めて思い出すことで今の子どものことがよりわかった。 
(一緒に参加された保護者)

れなちゃん
レナちゃん

何度も再発と治療を繰り返し、将来のことを考えると不安が強かったけど、今日つないだビーズを見て、これだけ治療や手術を乗り越えたんだから、これからもまた治療を頑張ろうと思えました。 (参加者)

■今後について

ふりかえりビーズについて、諸々お伝えしましたが、「次はいつあるのー?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。現在、秋の開催を目指して調整中です。また決定した際は、こちらのブログおよびシャイン・オンメンバーへのニュースレターでお知らせします!

Special Thanks!
本イベントは、Abarth様によるGreenfunding「Share Christmas 2022」を通してのご寄付にて開催いたしました。また、株式会社STYZ様より会場のご提供、日仏貿易株式会社(Denis Japanグループ)様より飲食品をご提供いただきました。
皆様のご支援に心より感謝申し上げます!